学校行事に見るアメリカの観劇事情

先日、息子と一緒に学校の生徒たちによる
ミュージカルを見に行ってきました。
息子の中学校にはArtに力を入れたコースや、
選択授業の一つに演劇クラスがあったりするので、
出演者や裏方のほとんどは、
このコースやクラスを取っている生徒たち。

一言感想。
わーお!です。
チケットを買って観に行ってきたのですが
何年も演劇をやってきたんだろうな、
という子供達もいて見ごたえたっぷり。
裏方の子供達もしっかりと舞台を支えている様子が伺えて
満足して帰ってきました。

そして、観劇中もアメリカを感じたのが
観客のリアクションでした。
学校行事ということもあって、
観客の多くは親だったり友達だったりするのですが、
お目当ての子供の見せ場になると
観客席から歓声や口笛、
拍手の嵐で大盛り上がりになるのです。

日本だとお行儀よくシーンとして
舞台を見るんだろうなと思うのですが
お客さんも一体になって
場の雰囲気を盛り上げるのがアメリカ流。
雰囲気で言えば、スポーツ観戦の熱狂といった感じでしょうか。

そもそもアメリカは褒めて伸ばす文化ですからね。
「うちの子なんてまだまだ上手く出来なくてお恥ずかしいです」
なーんて日本式の謙遜なんて皆無😅
自分の子供が舞台に出てきたら、
”That’s my boy!”みたいな感じで自慢しまくっても
一切場違いにならないのです。
声をかけられる子供達も
嬉しそうな顔になりますからね。

そういえば、私の限られた経験を考えても
プロやセミプロの舞台でも、
お客さんのリアクションが一緒になって
舞台を盛り上げるというのが
少なくないような気がします。
リアクションが派手&フレンドリーな
国民性を表しているんでしょうかね。

さて、そんな訳で舞台を楽しんできたわけですが
配られていたパンフレットも実に本格的。
この演目に携わった子供たちそれぞれの
顔写真とプロフィールが載っていたのですが
アメリカ人は写真慣れしてますからね。
役者勢に限らずどの写真もまさに
パーフェクトスマイルで堂々とした表情。
役者も裏方も責任感を持って
きっちり自分の仕事をこなしているのが
ヒシヒシと感じられました。

ミュージカルだったんですけどね、
歌が上手いのはもちろん、声量も迫力満点でした。
ライトや音響といった裏方チームも生徒がやってるし
舞台の横ではバンドチームが生演奏していました。
こんな経験の中で演劇関係への道を進んでいく
子供達もいるんだろうな~と思いながら眺めたものです。

もちろん、こんな本格的なイベントは
学校や保護者たちのバックアップが無いと成立しません。
ファンドレイジングを兼ねたイベントだったので
スナックブース、グッズブース、ラッフルなど
保護者や先生たちも大奔走で頑張っていましたよ。

息子の友人たちの頑張っている姿を見ながら
「君も頑張れよ~」と思った母でした。

どうでしょうか、アメリカの学校生活の一端を
垣間見れるような記事になっていれば嬉しいのですが
そんな感じで、アメリカの子供達も
学校生活を頑張っているのです😉

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