アメリカでは学校探しは重要です:Great Schoolsで学校情報を探す

アメリカで子育てをして気付いたこと。
アメリカの学校の教育水準は学校によってバラバラだということ。
日本では少なくとも義務教育の段階の公立校では、大体どこの学校に通ったとしてもそれほど大きな差は出ないと思います。
私立の場合はまた話は違ってくるかもしれませんが。。。それは別の話として。。。
勉強する内容のレベルやカリキュラム、学校区の治安なんてものもそんなに悩まずに
自分の住んでる地域の学校に通う子供達が一般的なのではないでしょうか。

対してアメリカ。
同じ学校区の学校だとしても、地域や学校によってレベルやカリキュラムがばらばらという印象があります。
実は我が家の息子は6年間の小学校時代に3度転校しています。
親の意向で転校させたこともあれば、引っ越しで転校せざるを得なかったこともあるのですが
合計で4つの学校を体験したことになります。
そして私自身、父兄ボランティアで教室での先生のお手伝いをすることが多かったので、
他の親御さんに比べても先生たちと話す機会なども多かったと自負しています。
そんな感じなので、私が感じたことはあながち間違いではないと思うのですが、
この4つの学校、それぞれレベルも内容も規模も雰囲気もそれぞれの個性がありました。
その背景の一つとしては、息子が通った学校区が全米でも大きいとされているSchool Districtだったため、学校の数も何百とあり、色んな特性をもった学校があるということなのですが
それにしても、これほどまでにレベルが違うのかと愕然としました。
一例としたらいわゆるアカデミック教科以外の科目。
音楽、美術、体育の授業が盛んな学校もあれば、ほとんどないような学校もありました😓

アメリカでも日本と同じく、自分の居住地の公立校は優先的に入れますが、
取りあえず、自分の居住地の学校に通わせればいいか、という話でもない
ということで、学校選びが大切なことを身をもって知ったわけです。
アメリカは基本的には自分で情報収集が必要な国ですからね。
我が家の夫婦はある程度は好き勝手に生きてきた人間たちなので
そもそも教育熱心な家庭ではないはずなのですが😓
それでもそれなりにリサーチをして教育方針を立てて行ったおかげで、
親子共にまあまあ満足のいく進路を進んでいってくれているようです。
子供の教育に関してもアンテナを張って親が動けるかどうか、
それが子供の教育にも大きな影響を与えていくことを忘れないでいたいですね😉

実は3つ目の学校である先生との印象的な出会いがありました。
その時は引っ越しのため学年の途中に転校。
ひとまず引っ越し先の地域の小さな小学校に編入したのです。
学校の印象としてはとても素朴でアットホームな学校。
南米系の子供たちをはじめ移民の子が多く通っているように見えました。
その学校での担任の先生との個人面談の時に
”この子はもっと高いレベルの学校に転校させた方がいいです。”と言われたのです。
というのも、学校の授業で教える内容は教室にいる生徒たちに合わせたレベルになってしまうから。
移民の子供達が多い地区の学校なので、
大多数はそれほど教育熱心な家の子供達ではないとのこと。
確かにその前に通っていた学校とは、学習内容も宿題やプロジェクトの量や頻度も違うなというのは薄々感じていました。
先生の話だと、本来だったら在校生に他の学校を進めるなんて言うのはタブーなのだそうです。
が。。。
”この子をここで埋もれさせてはいけない”という教育者魂を持って
こっそりと転校へ背中を押してくれたようです。
いい先生に出会えたことに感謝ですね~。

それまで息子が通っていたのは、Magnetと呼ばれるタイプのマンモス校。
学校区全体から入学/編入の申し込みを募って、
その中から定員に合わせて抽選で生徒たちが選ばれていくシステムらしいです。
そして特筆すべきは学校内に色んな人種の子供たちが集まるように、
人種別の割合も調整されているという点。
子供たちは広い学校区のあちこちからスクールバスにのって通ってくるのです。
地域の学校とは違って、指定された期間に願書を出すというステップがあるので
当然ながら、親たちは学校のリサーチをして願書を期日までに提出する程度の
教育熱心さを持ち合わせていることになります。
そうすると必然的に集まってくる子供たちは、学業に一定水準を求められることになるんですね。
そんな訳で、学校の先生のアドバイスを受けて、再度この地域のMagnet校に応募をして再び転校となった訳です。

とは言っても私自身、子供が学年齢に達する頃は
アメリカの教育事情も良くわからなければ、どの学校がいいのか見当もつかない始まりでした。
同僚や友人から学校事情を聞いたりアドバイスを受けたりしながらの学校探しでした。
やっぱり経験者からのアドバイスは一番の助けになりますね。
そして、実際に学校を調べる段階ではGreat Schoolsのウェブサイトを使いました。
Great Schoolsは色んなデータをもとに10段階で学校の評価をしているサイトです。
基本的には全米の学校のデータが揃っているようです。
学業事情や人種の割合などを含め、それぞれの学校の詳細を調べることができます。
私はこのサイトで候補を絞って、後はスクールツアーなどで実際の学校の雰囲気を確認しに行っています。
その学校で働いている先生たちと話をしたり、学校の敷地内や施設を見て回ることで
自分の子供に合いそうな学校かどうかの判断がしやすくなるので、
学校探しをしている親御さんはぜひ、学校ツアーを活用してみてくださいね。

と言うことで、今日は学校選びについてのお話でした。
お役に立てれば嬉しいです。

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