アメリカで生きる:転職はキャリアアップの機会

アメリカで社会人を初めて20年近くが経ちました。
現在私が勤めている職場は、アメリカ人と日本人が混在している会社です。
アメリカ人と一緒に仕事をする環境になってやっと
アメリカ人の転職に対する心構えが何となく理解できるようになってきました。
アメリカ人にとっての転職はズバリ
キャリアアップと昇給✨。
自分が望む待遇は自ら獲りに行く姿勢です。

これまでのブログでも何度となく触れてきましたが
実は私、英語。。。特に話し言葉に強い苦手意識がありました😞。
私自身、これまでに何度か転職を繰り返してきていますが
現在の職場にたどりつく前は
日本語メインで英語も使うくらいの環境がいいな~
と思ってきました。
アメリカに10年以上も暮らしていて、
しかも学校まで卒業しておいて
このザマです😓

私の英語力は、典型的な日本人の傾向があります。
ピンと来る人もいるかもしれませんが。。。
読み書きは出来る、でも話し言葉は得意じゃないんだよ~。。。
ってあれですね💦。
今でこそ、ビジネス英会話でもそこそこやっていける気がしていますが
数年前までは、ビジネス英語なんて自信ないよ。。。😫って姿勢でした。
今でも文章でのコミュニケーションの方が気が楽です。

我が家は旦那様も日本人。
家の中は日本語という環境なので、家の中での英語の上達は見込めません。
そして仕事も日本語メインとなったら、いつ英語が上達するの?って話です。
ということで、私のアメリカ生活のほとんどは英語上達の機会を
みすみす潰してきたんですね。

で、現在の仕事。
まず、インタビューの時にアメリカ人の上司と話をする場面がありました。
と言うのも、今の職場のコミュニケーションは基本は英語だから。
というより、同僚の半分以上がアメリカ人なので当然ですが。。。

でも、当初は英語で仕事するのかあ。。。。
と不安が大きかったのもホント。
だってそれまでビジネス英語がきっちりと求められるような職場ではなかったので。。。
でも、自分が望んでいた給与条件を考えると
仕事の条件は自然に絞り込まれていき。。。
英語で仕事をしながら、かつ自分の日本語力が売り込みポイントになることが鍵になりました。
今から考えてみると、この姿勢はアメリカ人の転職への姿勢によく似ています。

現在の職場では入社してくる人、転職していく人を何人も見てきましたが
なんというか。。。
さらっとしているというか。。。
あっけらかんとしているというか。。。
入社してみて違ったなと思ったらフットワーク軽く転職していくし😅
より良い条件に貪欲な人も多いし
”他の会社に行くことにしたの”と言っても
”そうか、頑張ってね!”と言って送り出すんですよね😲

そして、私にとってドキドキだったのは定期的に行う給与交渉。
うわ~、アメリカ―ンって思ったんですが。。
自分の価値を上司にアピールして、昇給の交渉をするのも
アメリカでは珍しくないようです。

自分と同等のポジションでどのくらいの給与が相場なのか
自分がどれだけ貢献してきたかを売り込むのです。
他社からのオファーを交渉材料にする人もいるというから
アメリカ人の仕事への姿勢、転職への意識の高さが伺えますよね。
与えられた給与に納得がいかない場合は、
堂々と勝ち取りに行くんですね😉
で、交渉決裂したら他の会社に移動する、
なんて選択肢が当然のように存在するのです。
会社に縛られがちな日本人とは対照的ですね~。

ちなみに数年前の私の転職は
必要に駆られてのものだったのですが。。。
今ではあの時の転職は成功だったな~と思うのです。

それまでの転職は目の前に訪れた選択肢を
何となく掴んできて
状況に流されながら仕事に就いてきたような状態でした。
でも、前回の転職では初めて転職斡旋会社に相談してみたのです。
当時の私の中には明確な給与条件と、
自分がアメリカで生きていくためのスキルを身に着けられる仕事といった
はっきりともぼんやりともいえる希望がありました。
カウンセラーの人と話をするうちに、
今まで自分では考えもしなかった
色んな業種の可能性を提案してもらったのです。

そして現在。
やっぱり必要に駆られると、嫌でも頑張るものですね💦
アメリカ人に囲まれた会議の中で発言するまでには成長しました😉

やっぱり、キャリアを積み上げることやスキルを磨くこと
これは自分にとって大きなチャンスです。
今の仕事ってどうなのかな。。。とか
停滞したまま何年も過ぎているな。。。
なんて思っている人は、転職を考えてみるのもいいかもしれません。
アメリカは特に年齢にこだわらずにチャレンジできる国ですから!
頑張って~😉

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