在米家族のバイリンガル教育法

折角アメリカで子育てをしているんだったら
子供はバイリンガルに育てたい。
多分アメリカで暮らす子育て世代で
そう考える人がかなり多いと思います。
我が家も例にもれずその部類だと思いますが
我が家のバイリンガル教育はかなり成功していると自負しているので
今日はそのあたりの話でもしたいと思います。

これまでに何度となく聞いた話ですが
親が英語が得意じゃない家庭ほど、
子供は親の言語を吸収する。

これある意味、真実だと思います。
と言うのも、我が家がこれに当てはまりがちなので😅
我が家の夫婦は生まれも育ちも日本。
二人とも、それぞれ自分の意志でアメリカに出てきたコンビなのですが
その実、英語はあまり得意ではありません。

長年外国で暮らしてきたので
使えば使うほど伸びるのが言語力、という実感はあるのですが
家の中では日本語で楽をしたい、と思ってしまう私たち夫婦。
昔から家の中の会話はほぼ日本語。
さらに最近ではNetflixもYouTubeもあって
日本のテレビや動画にもアクセスし放題なので
家の中が9割は日本語なんじゃないか、という状態なのです。

当然、そんな環境で育ってきた子供達。
日本語がコミュニケーションのベースになってしまっているのです。
思春期に突入した息子も
第一言語は日本語、と豪語するほどに
日本文化にどっぷりつかって育ってきました。

しかも幸か不幸か、
私たち家族が長年暮らしているのは日本人が多い地域。
子供たちは学年齢に達するまでは
日本語の幼稚園に通い、
一番初めの言語は日本語で過ごしてきたのです。

とは言ってもやっぱりアメリカ暮らしですからね。
一歩家の外に出たら、英語環境が広がっています。
何となくでも英語が耳に入ってくるので
他の人たちが話している言葉は、
自分の言葉とは違うことは気が付いていたようです。

ということで、我が家の子供たちの第一言語の素地は
学年齢までみっちり日本語で育ったことで
築かれていったわけですが
では、英語はどうやって身に着けたのか。
これはシンプルに学校です。

流石にあまり英語素地が無いまま英語の学校に通い始めた時には
ブートキャンプなみに大変だったようです。
でも、一日の大半を英語で過ごすようになると
吸収しない訳にもいかないのでしょう。
周りには日本語を話す子がほとんどいなかったこともあって
ぐんぐん英語が上達していきました。

幼い子供の頭の中で言語を切り替えるのが難しかったのか
この時期はどうしても英語が強くなりがちでした。
家に帰ってきても英語での受け答えが多くなりがちで
こちらも疲れている時は面倒くさくなってしまって
ついついそのまま英語での会話をすることもありましたが
それでもなんとか踏みとどまって
子供が英語で話しているのに気づいたら、
できるだけ日本語でと促すことを心掛けました。

この段階で子供が日本語を話すことを面倒に感じるようになる
という話はよく聞くので、
根気強く向き合う必要がある時期なのかもしれません。

我が家の場合は、”家では日本語”を徹底しているうちに、
子供も英語と日本語の切り替えが
上手になっていきました。

でも、やっぱり大きかったのは
長期休暇時に日本で過ごす環境が
整っていたことかもしれません。
そして思春期になった息子は
漫画やアニメ、オンラインゲームなどで
今どきの若者言葉をぐんぐん吸収しているのが感じられますが
そのあたりはまた別の記事ででも
触れていきたいと思います。

バイリンガル教育のアプローチの仕方や成果は
もちろん子供の性格による部分が大きいので、
一概には言えませんが
一例として参考になれば嬉しいです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました