三つ子の魂百まで:方言について考える

最近、ブログを書く時に何について書こうかな~。。。と考える時間が多くなりました。
これは、アレですね。
毎日、夕飯何にしようかな~と悩んでいる時間に似ています(;^ω^)
もともと、無趣味人間なので。。。💦
さすがにこれだけ続けていると、話題も考えないと出てこない時が多くなりました。。。

ということで、色々頭をひねった結果。。。今日は方言の話でもしようかな、と辿り着きました。
で、方言ですが。
私は生まれも育ちも九州です。
もともとはかなり九州弁を使いこなす女だったんですけどね~
これまでの半生以上を九州外で過ごしているため、
アメリカに来てからは、周囲の人にもまず九州女だと気づかれた試しがありません。
関西の人なんかは、ずーっと方言を使い続ける人が多い印象があります。
なんなら、周囲の人もなんちゃって関西弁に染まりそうな勢いですよね💦
でも私の場合は切り替えスイッチとでも言いましょうか、
地元に戻ると完全に方言に戻りますが(それこそかなりディープに九州弁です(;^ω^)
地元の外ではそれほど意識をすることもなく標準語に代わります。
別に意識的に方言を隠しているわけでもないんですけどね。。。
きっと、アメリカ育ちの息子が日本で突然「英語を話してみて!」とお願いされてもすぐには喋れないようなものでしょうか。。。
そもそも喋る相手が同じ言葉じゃないと話し難いしね~。
まあ、私の場合は長年連れ添った旦那様が関東の人だからなのも大きいかもしれませんが、
そんなわけで我が家の日本語は関東風です😓

今でも忘れられない象徴的な出来事が一つ。
実は我が家は長年、日本に帰れなかった時期があります。
それこそ10年以上もホームシックと闘ったわけですが(´;ω;`)
その後初めて日本に帰った時に息子はすでに物心ついた年齢でした。
そして、初めて息子を連れて地元に降り立った私の中で、方言スイッチが完全に入ったんですね。
ナチュラルに九州弁で息子に話しかけたらしく
息子がきょとーんとした顔で私を見上げていました。
顔には???マークがいっぱい。
そして一言。。。「何て言ったの?」(;^ω^)
私が話している言葉がわからなかったのだとか。
考えてみれば、それまで息子の前で九州弁を話すことってそうそう無かったんですよね。
電話で家族と話している時は九州弁のはずなんですが、
きっと私の言葉をじっくり聞くこともなかったんでしょう。
そして私の家族も、息子や旦那様に対しては標準語寄りの言葉で話しかけていたのでね。。。
まさかその分からない言葉が自分に向かって発せられるなんて想像もしていなかった息子。。。
そして、自分の言葉が切り替わっていることに気づいていない私💦
その後しばらく地元に滞在している中で、
息子は「どうやら母は方言を操るらしい」ということを完全に理解したようでした( ´艸`)
やっぱりね、生まれ育ちの中で親しんできた言葉ってなんだか特別なんですよね。
愛着があるし、気楽ですしね。

そもそも、私が初めて上京した時、
電車の中で男の子たちが「僕さ~」とか「俺さ~」とか、
「~じゃん?」とか「~だよね」とか話しているのに
めちゃくちゃ違和感を感じたものです。
それまで九州弁を話す男の子たちばかりを見てきたので
それこそ都会の優男の集団に見えたんですね。。。😓
「何あの軟弱な喋り方。。。」「もっと芯のある話し方すればいいのに」と思ったことを、
後に旦那様に話をしたところ、ものすごく笑い飛ばされました(;^ω^)
まあ、あらためて考えてみると、
あの頃に軟弱な話し方と思った言葉が、今の自分たちの暮らしの中心にあるのが不思議ですね。
ちなみにあれから数年、息子は完全に九州弁が理解できるようになりました。
が。。。自分が使うことはできないようです。。。
ことばの壁は高いですね( ´艸`)

 

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