アメリカと日本の子育ての姿勢の違い

オリンピック開催前に何となく読んだ記事に、今回13歳のメダリストとなった
スカイ・ブラウンちゃんの紹介記事がありました。
いつものように、何となく目を通した記事だったので詳細まではしっかり覚えていないのですが。。。💦
女子スケートボードでイギリス代表として出場し銅メダルを獲得したスカイちゃんは、
実はイギリス人のお父さんと日本人のお母さんを持つハーフ。
宮崎県で暮らしていたこともあるのだとか。

で、何が記憶に残っていたかというと。。。
彼女は実はオリンピックの代表として日本とイギリスの両方から打診を受けたそうなのです。
そして彼女がイギリス代表を選んだ理由が、
”イギリスの代表としてのびのびとオリンピックを楽しんできてほしい”
といった声をかけられたからなのだそう。
(私のあいまいな記憶をたぐっているので、コメント自体は正しくないかもですが。。。趣旨は間違っていないはず(;^ω^)
ああ、なるほどな~と思ったんですよね。
日本だと「オリンピックでメダルを期待しています」って激励多いですよね。
私は長年この激励に違和感を覚えてきたので、妙に納得したんです。
アスリートの人たちは期待をかけられることで、闘志が奮い立つ人も多いのかもしれませんが。。。
私としては、オリンピック前の選手のインタビューがこの言葉で締めくくられるのを聞くと、「なんで部外者がそんなプレッシャーかけるの?」と思ってきたんですよね。
これって日本特有の激励の仕方のような気がしてなりません。
これが文化の違いなんだろうな~、と思ったのですが、
これって子供の育て方の姿勢の違いに通じるところがあるな、と感じるのです。

日本で育ってアメリカで子育てをしているからこそ感じる、
日本とアメリカの子育ての大きな違い。
それは叱咤激励で子供を伸ばすか、褒めて伸ばすかの違いです。
みなさんは、どっちがどっちだと思いますか~?
私はゆとり世代前の世代なので(多分)💦今の日本は違うのかもな~とも思うのですが。。。
私の感覚としては日本の子育ては減点法、アメリカは加点法という印象があります。
悪いことをした時に叱る、欠点を指摘する、弱点を克服するなど、
厳しく育てることで引っ張り上げていくスタイルの親が多い日本。
対してアメリカは、とにかく褒める。
ちょっとしたことでも大げさに褒めて、長所を伸ばしていくタイプが多いアメリカ。
我が家は娘に対してはアメリカかぶれな子育てをしているのか、
現在進行形で”豚もおだてりゃ木に登る”そのものの
アメリカンな幼児が出来上がりつつあります💦

そして、アメリカで学校や社会人生活をしてみて思うのが
アメリカ人は根拠のない自信の持ち主が多いな~💦ってこと。
これは完全にアメリカの子育ての影響だと思うのです。
僕はこんなことができるよと自信満々に言っても
蓋を開けてみたら、これは出来るというレベルなのかな?
と首を傾げることも多かったり(;^ω^)
反対に、日本人が「これ出来るよ」と言ってくると、
たとえ自信なさげだったり遠慮がちだったとしても、
実際には相当なレベルでできる人が多いですよね。

息子が小さい頃、学校の先生に”能力は十分なんだから、セールススキルを磨きなさい”
とアドバイスをもらったことがありました。
息子はどちらかというと、日本人的な性格。
この程度じゃ”できる”なんて言えないな、と考えてしまうタイプなのです。
”遠慮や、謙遜をするのはアジア人の美徳だけど、アメリカで生きていくからには自分を売り込む力が必要なのを忘れないで”
”アピールをしない=売り込むべき能力がないからだと判断されがちな社会だからね”
と先生にかけられた言葉が印象的でした。

日本には日本の、アメリカにはアメリカの、それぞれのスタイルには
利点も欠点もありますよね~。
どちらがいいのか、は一概には言えないよな~と思いつつ
まだまだ続く子育ての奮闘は続いていくのです。
子育ては親育て、とはよく言ったものですね😃。

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