ストライキと学校給食でアメリカの現状を実感

日常生活の一コマ

我が家の息子も通う
LAUSA(ロサンゼルス学校区)。
NYに次いで全米でも2番目に大きい学校区。
そのLAUSDが4年ぶりにストライキ。
3日間の臨時休業が決まった。

ストライキの内容は
学校関係者の雇用条件の改善を求めるものらしい。
学校で配られていたチラシによると、
バスドライバーやカフェテリア職員など
教職ではなく学校で働く人たちのストライキ。
教師陣もそれをサポートする形で
ストライキに突入。
結果的にストライキの3日間は
臨時休校に。

ストライキが始まる前に
学校区からの連絡が頻繁に入ってきて
臨時休校になる可能性があること
子供たちの親は休校の間仕事を休んだり、
子供たちの預け先を探すなど
事前に準備をしておいてください
というメッセージもあった。

今朝は休校の3日分のSchool Mealが
指定の場所で受け取れるという
ニュースも報道されていた。
子供一人につき6食分。
普段、学校で提供されている
無料の食事に頼って
生活している子供たちが
少なくないことを実感。

アメリカには
Paycheck to Paycheck
という言い方があるのだけど
貯蓄する余裕もなく
毎回の給料(Paycheck)で
生活が成り立っていることを指す言葉。
アメリカではそんな家庭が
少なくないと聞く。
実は我が家も長年
そんな経済状況だった。

ストライキで休校になったことで
仕事の休みを取らないといけなくなる
家庭もあるだろうし
Paycheck to Paycheckで生きている
家庭には大きな負担になるのかもしれない。
と思ったりする。

ちらしによると
学校関係者の平均年収は$25,000。
関係者の3人に1人が
住む家に困るような経験をしていて
24%が食べるのにも困っている
というアンケート結果がでているらしい。

平均年収$25,000
現在のFederal Poverty Levelは
(国が貧困家庭として定めるライン)
4人家族で年収$27,750らしい。
自分の経験と照らし合わせてみても
物価の高いLAで$25,000で
生活していくのはかなり難しいと思う。

生活が厳しくなると
精神的にも追い込まれて
余裕がなくなるのは自然なこと。
学校関係者が生活に困窮することなく
安心して仕事に従事できるように
そしてそんな人たちに守られて
生徒たちが安心して学校生活が送れるように
そう思わずにはいられない。

今日はLAは雨。
雨の中でストライキをしている皆さん
きっととても大変だと思う。
雇用条件の改善に向けて
話し合いが進みますように。

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