アメリカで出産する:検診&費用はどうなるの?

これまで、アメリカの医療費事情について少しずつ記事を書いてきましたが、
やっぱり多くの人が知りたい項目のようです。
私自身、医療費については色々とネット検索をしてきましたしね~。

ということで、今日は妊娠&出産に関する検診と医療費についてです。
。。。と言っても、私自身あんまりよく覚えていないところも多く、
さらに高リスク患者だったので、人より厳重に管理された部分があるのですが💦、
とりあえず大まかな全体図としてお話しようと思います。

まず、妊娠がわかったら産婦人科に電話をして検診の予約を取ります。
かかりつけの産婦人科医がいれば、
その先生に診てもらうのが一番安心ですよね。
でも、いない場合はお医者さんを調べるところからスタートだと思います。
何度も言っていますが、ここはアメリカです!
自分の保険がしっかりとカバーするドクターにかかることがとても大事です。
アメリカの医療保険の仕組みについては、
違う記事にも書いていますのでぜひご覧ください
アメリカ医療保険のしくみ:HMOとPPOの違い
ドクターを探すコツは2つあります。
①自分の保険のネットワークに加入しているお医者さんの中から
②自分の希望に合った条件のドクターを探す
シンプルな話ですが。。。💦
大抵はネットワーク加入のドクターは、保険会社のウェブサイトから調べることができます。
私の場合は、日本語ができる女医さんを条件にして調べました。
が、結局は色んなドクターと出会って、
最終的にこの人に担当してもらおう、と思ったのが英語を話す男性医師。
以来、長年担当してもらうことになったので。。。
条件なんて結局はそんなに重要でもなかったのかな~。。。と思い至りました。
が、妊娠、出産は女性にとって一大事ですからね~、
できるだけ自分が安心して受診できる環境を整えるのは必要かな、と思います。

話が脱線しますが。。。
アメリカでは予防医学が重要視されています。
健康保険を持っている場合は、基本的には予防医療は自己負担なしで受けられるようになっているので、
妊娠に関わらずぜひ婦人科検診も定期的に受けるようにしてくださいね‼
問題の早期発見は健康な毎日のための鍵ですよ~!

さて、話を戻して妊娠してから初めての検診です。
通常タイミング的には生理が来なかったり、
市販の妊娠検査薬で調べて妊娠に気づいて、
予約の電話をすることになると思いますが、
一般的には電話してから2週間くらい先の日にちで初めての検診を設定されます。
私の場合は流産体質で、”妊娠がわかったら即検診に来なさい”とドクターに言い渡されていたので、
体質やそれまでの状況で変わる場合もあるようです。
初めは1か月に1回くらいの検診で、最後の1,2か月が2週間に1回といった頻度で受診することになるのが一般的だと思います。

この期間の医療費ですが。。。
これは、自分が持っている医療保険の内容によるところが大きいと言うのが正直なところです💦
HMOだとそれぞれの費用がかなりはっきりと出ているので、
全体の予想が立てやすいのですが、
PPOだと請求書が出てくるまでわからない、という感じ。
私はPPOを使っていたので、その経験に基づいた話になりますが。。。
基本的には検診や血液検査などはCopay(あらかじめ定められた価格)の対象、
超音波検査や入院費などは、保険請求の後に患者負担額が出てくるという感じでしょうか。
この患者負担額も保険会社に請求された費用に対して何割というのが、
持っている保険によって予め決められています。
大まかに考えて、Deductibleまでの額は全額自腹(Copayアイテムを除いて)、
DeductibleからOut-of-Pocket Maximumまでの間は保険で決められた割合での患者負担が発生、Out-of-Pocketまで支払ったら、あとは保険会社が全部支払ってくれる、と考えればいいんじゃないでしょうか。
なので、DeductibleやOut-of-Pocket Maximumが低ければ低いほど、
自分で支払う費用が少なくてすむ、ということですね。
私の場合は入院費の一部を負担した時点で、
それまでの手出し額がOut-of-Pocketの額まで到達したので、
入院費の大部分は保険会社が支払ってくれることになりました!(^^)!
生まれた子供の入院費は別会計、ということが頭から抜けてしまっていたわけですが。。。💦

ただし注意が必要なのは、この2項目は毎年1月1日でリセットされるらしいのです。
つまり。。。例えば1月に出産するとすると。。。
妊娠中の医療費でコツコツ積み上げてきたDeductible とOut-of-Pocket Maximumの額が、1月1日で振り出しに戻ってしまうため、
場合によっては、入院費が大きくのしかかってくる、
ということになるんです💦
トリッキーすぎる。。。(´;ω;`)

と、これが妊娠&出産の一般的な医療費の考え方なんですが、
実は私、妊娠中の血液検査でえらい目に遭いました💦
ドクターに言われて受けた血液検査が、遺伝子の検査だったんですね。。。
高齢出産&ハイリスクなので、受けないといけないんだろうな~と思って深く考えず受けた検査だったんですが。。。
蓋を開けてみれば、保険会社が”保険対象外です”という判断。
保険の対象外と判断されたものは、基本的には全額自己負担なんです。。。
保険の明細を見てみると。。。。血液検査は2種類。
ショックすぎて正確には覚えていないんですが。。。(◎_◎;)
それぞれ$8,000前後の請求額が書いてあったような気がします。
血液検査だけで$15,000とかの費用請求が来るんだったら、
出産するまでにどれほどの隠れ費用があるんだろうか。。。。
と気が遠くなるような気がしました。
当時の私は精神的にも不安定だったので、
さらに追い打ちをかけられた、という状態。
確かに検査の同意書を書く時に、保険がカバーしなかったら$300~$400くらいの自己負担になることがありますので、と言われたような気もしますが、
保険の明細書をみてその額に心臓が止まるかと思いましたね。。。

結局は、血液検査のラボが保険がカバーしなかった救済処置として
割引価格の一種類$400前後で請求書を送ってきたわけですが、
血液検査で合計$800もびっくりする額ですよね💦
実は色々と事情がありまして。。。。
この請求書でも無理(´;ω;`)となった私、Labに電話して泣きつきました。
おそらく私の動揺ぶりが電話口でも十分に伝わったんでしょうね~
さらに割引をしてもらうことになり、
最終的には合計$400くらいになりました。
いや、この心遣いは泣けましたね~。。。
最後は変な話になってしまいましたが。。💦
意外と価格交渉を受けてくれる医療機関も多い、という話の一例ですね。

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