ER体験記

Worker’s Compの話でもちらっと触れましたが、
かなり昔に旦那様が大やけどをし、ER(Emergency Room)に行ったことがあります。
アメリカの医療費事情が怖すぎるので、
一般的な診療時間外に病院に行く必要がある時は、
Urgent Care Centerに行き、できる限りERは行かないように心がけている我が家です。
Urgent Care Centerは比較的、朝早くから夜遅くまで開いているところが多く、
予約なしで立ち寄ることができるので便利です。

ですが、旦那様の事故が起きたのは夜。
Urgent Careも閉まっているような状態。。。
何よりも本人の火傷の状態がひどいので、そのまま最寄りの病院のERに直行しました。
ちなみに仕事中に起きた水蒸気による手指の火傷で、
最終的には皮膚移植をすることになったのですが(>_<)
労災が適用されたため、手厚い治療とリハビリを受けることができ、
今では全く何もなかったかのように、しっかり動かすことができています(;・∀・)。ありがたや~!
水蒸気での火傷は他の火傷に比べてもダメージが大きいそうなのです。
皆さんもお気を付け下さい!

さてそのER体験記ですが、
なんせ今となっては昔の話なので、私の頼りない記憶力を辿っていくことになりますが、
まず受付でどんな状態なのかを聞かれ、重傷の旦那様はここではあまり待たずに治療ブースに通されたような気がします。
この治療ブースは、大勢の病院スタッフがせわしなく動きまわっている大きな部屋の中にあって、ベッドが置いてあるスペースがそれぞれカーテンで仕切られて、ちょっとした個室のような状態になっていました。
このお部屋全体はオフィスのように蛍光灯の照明で照らされていて、
白い壁との相乗効果でとても明るく、病院のスタッフさんたちの会話なんかがあちこちで聞こえてきて活気のある場所だったような記憶があります。
まあ、スタッフさんたちにとってはいつもの日常ですよね~。
で、その個別ブースに通された私たち。
旦那様はベッドで待つように指示され、しばらく待った後に注射を持った看護師さんでしょうか。。が現れてモルヒネを打って、また待つようにと指示されました。
モルヒネのおかげで、痛みはなんとか軽減されたようで2人で待っていたのですが、
待っても待っても次のアクションがなく。。。
どうしたのだろうか。。。と首を傾げる私たちの耳に入ってきたのが館内放送。
”コードブルー、コードブルー”
。。。Σ( ̄□ ̄|||)
あ~、医療現場では本当にこんな風に言うのか。。。と顔を見合わせた私たち。
少なくとも旦那様に命の危険はないのが分かりきっているので、
大人しく待つ気構えができたものです。
私の記憶が正しければ、その後に何度か看護師さんがやってきて、
状況を確認したり、モルヒネを追加したりして数時間待ったように思います。
そして延々と待った後に、ようやくお医者様が現れて一通りの処置をされ、帰宅することになるのです。

ちなみにこの後しばらくの間は、数日おきに受診し傷の治り具合の経過観察をしていたのですが、どうやら皮膚の再生が見込めない。。。ということになり
皮膚移植へと進んでいくことになりました。
ちなみにこの期間に苦しんでいる旦那様を、私よりもよっぽど心配してくれていたのは愛猫でした(;^ω^)
この子がね~、実にかしこい自慢の猫だったんですよ~💦
当時はベッドで寝るのは辛いとのことで、毎晩リビングで唸りながら手をソファーの背もたれにのせた状態で寝ていた旦那様。
愛猫は毎晩その様子を見ては、旦那様に向かって心配そうに声をかけて傍で寝ていたそうです。
そんな一人と一匹の様子を横に、ベッドルームで大の字で眠る私ともう一匹の愛猫の姿を旦那さまは恨めしく思っていたようです。
面目ないですね。。。
まあ、そんな経験も完全に治った今だからこそ、笑い話になるわけですが。。。
やっぱりこの事件もアメリカ生活での経験値になったよな~と思うのです。

あ。。。。この記事を書いている間にさらに記憶をたどると。。。
それこそアメリカに来て間もない頃に、私もERにお世話になったことがありました💦
しかも救急車に乗りましたね。。。
いやぁ。。。人の記憶ってあいまいですね(;^ω^)
記憶の彼方に押しやられて、いつの間にか旦那様のER受診が唯一のER体験だと思い込んでしまっていました。。。
いやはや~。
ということで、その記憶の片隅に行ってしまっていた私の体験記はまた、別の機会があればご紹介します~。

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