ペットに対する礼儀と責任

先日、我が家の猫に動物病院から”お誕生日おめでとう”のメッセージが届きました。
もともとは保護猫なので、もちろん誕生日は不明。
大体このくらいかな、という時期を誕生日として登録しているのですが、
子猫の頃から一緒に過ごしている愛猫ももう18歳になるようです。
2年半ほど前に一緒に飼っていたもう一匹の猫が他界しましたが、
この子も最終的な推定年齢は18歳だったので、
2匹とも長生きしてくれています💛。
このメッセージを見ながら、自分の飼い主としての責任の重さを改めて考えることになったので、今日はペットを飼おうと思っている人たちに伝えたい事を書こうと思います。

私は子供の頃からたくさんの猫に囲まれて育ちました。
その全てが拾い猫です(保護猫と言った方がいいのでしょうか)。
実家は近所では有名な”猫屋敷”になってしまったので、
そのうち、家の前に猫を置いて行かれるような事態にもなった訳ですが。。。
どうしても飼えない事情がある人が、ここだったら、と思って置いていったのかな、と思うとやっぱり保護しないわけにはいかない。。。となるんですよね。。。
そんな背景で、私も動物愛護に関心を持つようになりました。
社会に出てから10年ほどは動物に関係する仕事をしていて、
動物愛護団体のボランティアを何年もしていたこともあります。
なので、ブログで発信する場ができたからには、動物に関することも触れていきたいな、と思うわけです。

我が家の2匹の猫たちは、どちらも保護猫です。
他界した方の猫はどちらかと言うと、私たちが飼い主として彼に認めてもらったと言った方が正しい気がしますが💦
出会った時にはすでに大人の猫でした。
ある日、アパートの敷地内で寒空の下にいた猫に声をかけるとついてきた、という始まりなのですが。。。
朝になると出て行って、夜になるとついてくる日が何日か続くうちに、
自分で帰ってくるようになってしまった、といういきさつです。。。💦
片耳の先が切られていたので、おそらくは動物愛護の一環で去勢手術を受けた猫なのだと思います。
耳の先が切れているのは、誰かが捕まえて去勢や不妊手術をした目印。
オス猫の場合は見れば一目瞭然なのですが、メス猫の場合は手術済かどうかはわからないので、動物愛護の人が見分けることができるように印をつけるようです。
去勢・不妊手術についての必要性も声を大にして言いたい項目なので、
これはまた別の機会に熱く語りたいと思います。

長年動物に関わってきたからこそ、ペットを飼おうと思っている人に考えてほしい飼い主の責任があります。

①ペットは家族です。
一度迎えたペットは最期の時まで責任を持って可愛がってください。
新型コロナの影響で、ペットを飼う人が増えたそうですが、
同時に、何となく飼ってみたけど思ったよりうるさいとか、匂いがキツイ、想像以上に世話が大変などという理由で保護団体に持ち込まれる動物が多くなっているそうです。
動物は生き物です。その命は軽く扱われていいものではないことを考えて下さい。
そして、動物は10年、20年を飼い主と一緒に過ごすことになるのです。
これからの生活でその子ずっと一緒に過ごすことが想像できるかをまず考えてみてほしいのです。

②動物愛護団体、シェルターなどから引き取る選択肢を考えてみてください。
世の中には引き取り手がなくて殺処分になる動物たちが星の数ほどいます。
ブリーダーを探すのではなく、殺処分のリスクに直面している動物達を優先することで、救える命があることを考えてみてください。

③去勢・不妊手術をしてください。
自分の飼い犬、飼い猫に子供を産ませてあげたい、とか子供を見たいという言葉を飼い主さんから聞くことが何度もありました。
その生まれた子供を全て引き取れますか?
新しい飼い主を探すから大丈夫と思っている方も、その行為で殺処分から救われる動物のチャンスを奪っている可能性もあることを考えてほしいのです。
そして手術で病気の予防ができる側面もあることを知ってください。

④動物愛護団体の一時預かりボランティアを考えてみてはどうでしょうか。
ペットを飼ってみたいけど、と思っている人はぜひ一時預かりを体験してみてください。
ペットのいる生活がどんな生活なのかを体験できる機会になると思います。動物愛護団体ではボランティア不足の問題を抱えている場合が多いので、ボランティアの申し出を喜んでもらえることも多いかと思います。
実際に預かってみた個体と相性がいいようなら、そのままお家に迎えることもできるのではないでしょうか。
我が家の猫も、年上猫が気難しいタイプだったので、
一時預かりをした中で割と相性が良かった現在の猫を相棒に迎えることになりました。
2匹目を迎えた後もボランティアを続けていたので、
たくさんの猫たちが里親が見つかるまでの期間を私たちと過ごしていきました。

少しずつ年をとっていく愛猫を見ながら、
私たちと過ごす時間がこの子にとっても幸せな物でありますように、と思います。
そして、お家が必要な動物たちが一匹でも多く、良い家族に巡り合えるようにと願います。

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